管理人@建設業振興基金です。
JV(建設工事共同企業体)は、特定JVと経常JVに分類されます。
特定JVとは、大規模かつ技術的難度の高い工事の施工に際して、技術力等を結集することにより工事の安定的施工を確保する場合等、工事の規模や性格に照らしてJVによる施工が必要と認められる場合に工事ごとに結成されるものをいい、主に大手建設会社同士により結成されます。
一方、経常JVとは、優良な中堅・中小建設業者が継続的な協業関係を確保することにより、その経営力や施工力を強化するために結成されるものとなります。
また、JVは甲型と乙型に分類されますが、甲型は共同施工方式、乙型は分担施工方式と言われています。
甲型(共同施工方式)とは、各構成員があらかじめ定めた出資割合(出資比率)に応じて資金や人員、機械等を拠出し、一体として工事を施工する方式となります。JV結成時に協定書を作成する際、各構成員の出資割合を以下のように定めます。
(構成員の出資の割合)
第●条 各構成員の出資の割合は、次のとおりとする。
A建設株式会社 70%
B建設株式会社 30%
乙型(分担施工方式)とは、共同企業体として請け負った工事を工事場所別(例えば工区)等に分担して施工する方式となります。協定書では各構成員の分担工事を定めておきます。
(分担工事)
第●条 各構成員の建設工事の分担は、次のとおりとする。
C建築工事 A建設株式会社
D土木工事 B建設株式会社
なお、JVで請け負った損益計算についてはJV全体として把握されますが、うち自社分をしっかりと把握しておかなければなりません。
お問い合わせの完工高について、甲型ならばJV全体の完工高×出資割合を計上します。乙型ならば、JV全体の完工高×自社の分担工区分となります。
JV会計についての詳細は、建設産業経理研究所発行の「JVの会計指針」が参考になると思います。ご参照下さい。
http://www.riaci.jp/content/view/64/14/